子どもの頃からお勉強は大嫌い。
テストとか試験とか、何であるの~?
・・・と、ずっと思っていたくらい。
それがこの歳になって、学ぶ事は楽しい事なんだと初めて気付いた。
(あ、でも朗読に関してはって条件付きかも・・・)
知らないことを知る喜び。出来なかったことが出来るようになる喜び。
そして、「合格」の2文字の嬉しさ!達成感!
生きているうちにこれを味わうことが出来て本当に良かった!
コロナ禍、お話し会も朗読会もどこもかしこも、延期、中止になった時、どうしようもなく時間はたっぷりあるけど、声を出してはいけない。
オンラインもやってみたけれど、何か違う気がしていた。
そうだこれを機会に朗読教室に通ってみよう。この時期声を出させてくれる場があることは本当に貴重で有難かったし。
基礎を学んでいくうちに、今現在自分の朗読の実力ってどの程度なんだろう、どんなふうにお客様に伝わっているんだろうという素朴な疑問が頭をよぎるようになった。
そこからの朗読検定です。
多少朗読経験があったので、取り合えず準2級からのスタートで。
それもA試験とB試験の其々にパスしなければいけない。
筆記試験に課題文の実技試験(音声録音して提出)
続いて2級試験。
2級の実技試験は対面式。でもコロナ禍以降はオンラインでの試験とのこと。
画面越しの試験官に聴いてもらうのだから別の意味でも緊張感で汗だくだった。
これもA試験とB試験、其々パスして漸く合格証が頂ける。
其々の試験前にはお教室の先生から模擬試験?を受けさせてもらい、叱咤激励の後、漸く辿り着いた2級合格だ。
朗読検定準2級や2級がどんな基準であるかは、、、ここでは日本朗読検定協会の規定によるものだとだけ記しておこうと思う。
ここから先の級に関してはプロのアナウンサーさんや声優さんや俳優さんでも難しいらしい・・・よく知らないけど。
先日姉にも聞かれ、なんて答えたらいいか答えに困って、こんな曖昧なこと言って何とかごまかした~デへ( ;∀;)
そして終わってみて思うのは、それまで独学でやっていた朗読に理論性が加わって、感情だけではなくテクニックもあるのだという事。早く学んでおけば良かったと思ったくらい。でももしかしたら、それまでの経験があったから直ぐに理解することが出来たのかもしれないし。のんびり屋の私には道草や遠回りも必要だったのかもしれない。
もちろん試験に合格することを目標として勉強していたはずなんだけど、実はその過程がめっちゃ楽しかった。そこに気付けたことが大収穫だったように思う。
これから先、私の朗読にどんな変化があるのか、ないのか分からないけれど、少なくとも今までよりもっと作品世界をお客様に届けたいと願いながら朗読するだろう。