6月に入りました。「水無月」
梅雨に入るのにどうして水が無い月って書くのかな?
毎年疑問に思うけど深く考えた事、なかったな。
さて、最近の私のお散歩time。
少しずつ様子が変わってきたような。。。
前は運動不足の解消に、とか。
ご近所だけど知らなかった道の散策、とか。
只々、もくもくと歩いて回っている感じだった。
それでもずーっとおうちの中に籠っているだけより、少しでもお外の空気に触れられることが有難かった。
5月末、緊急事態宣言全国的に解除され、少し気の緩み?もあるのかもしれないけど。
ちょっとずつ、普通のお散歩timeじゃいられなくなってきた。
私はずっと声を出したかったのだ。
朗読も。
紙芝居も。
絵本の読み聞かせも。
私は今までずっと聴いてくださる方たちに向けて、書かれた文字を、自分の声に乗せて届けていたのだ。
それが出来なくなって、、、それは仕方がないことだけど。
せめて自分に向けて読みたい。
そんな細やかな願いも心にしまいこんだまま、ずっと、悶々とした日々を過ごしていた。
先日、誰もいない公園のベンチに腰かけた時。
ちょっとだけ。小さな声でちょっとだけ。。。
キョロキョロしながら勇気を出してちょっとだけ。
宮沢賢治の「雨にも負けず」声に出して読んでみた。
なんて気持ちがいいんだろう~♪
解放された時間だった。
ほんの少しだけだったけど心が喜んだ。
こんな体験を密かにした私は、それから少しずつ少しずつ図々しくなってきた。
ある時は、公園の木陰に座って小鳥たちに向かって詩を読む。
ある時は、ベンチに腰掛け風に向かって小説を読む。
読みたいものを読む。声を張り上げて読む。
お客様はそこにいる草花や樹木や小鳥たち。
何て贅沢な時間だろう!
だけど。
いい気になりすぎた。。。
ご通行のご近所さん、遠慮しながら遠巻きにお出かけになる。
皆優しいなあ。
見て見ぬふりをしてくださる。
それとも、憐れみか?
優しい風と小鳥たちのさえずりに励まされて、今日も声を出そう。
ちょっと遠慮しながら、ね!