会場のTokyo Concerts Lab.は直ぐに見つかった。
地図通りに進んでいくと不思議な建物の中にそれはあり、教会の中の一角とでもいうのか。
それもそのはず、実はここは結婚式場だったところなのだそうだ。
趣があって素敵。
さて、この日の演目は前半が『泣いた青鬼』。
ご存知、泣いた赤鬼のパロディで青鬼から見た赤鬼が描かれていた。
壌さんのオリジナル書き下ろしの作品。
ベテランの俳優さんに新人さんたちも頑張ってました。
笑いあり涙ありで楽しめました。
さて後半、『苦労判官大変記』清水義範(作)。
弁慶が本当は義経だったという設定で物語が進んでいく、これもパロディ。
弁慶(義経)役の壌さんはとってもはまり役(失礼な言い方でご免なさい)で、
哀愁を帯びてなお観客を笑わせ泣かせて、最高に面白かった
最後の背中のシーンが印象的でした!
又、語りの相澤さんも素晴らしい語りで物語を進めて下さって作品の奥深さを表現されていた。
そして、お二人のギター奏者による生演奏が、作品に色を添えていた。
今年の演劇倶楽部『座』の朗読LIVEはパロディ三昧であった。
泣いて、笑って、ぐいぐいと物語に引き込まれていく心地よさを思う存分味わった気がする。
所々、ペープサートを思わせる手法で楽しませてもくれた。手作り感満載で、これもお客様へのおもてなしの気持ちのなのだろう。
演劇倶楽部『座』の皆さま、壌さん、来年も期待して楽しみにしております。
さーて、私もこんな暖かい朗読を目指して頑張ろう!