頑張った。。。ひたすら、頑張った!
壌晴彦先生の短期集中ワークショップに参加した。
【音読でわかる『雨月物語』】
ナレーションの立ち位置とは。
身体をつかって文章を仕分け、立体的に組み立てる。
これが読めたら怖いものなし!?
上田秋成の名文を読む。
募集にはこんなフレーズで案内されていた。
「雨月物語」の原文を読むのだとは覚悟していたけど、
やっぱり、難しい~~~~~!
始まったとたん逃げ出したくなる衝動に駆られる。。。
治りかけの風邪引きさんが悪化しないうちに帰った方が
いいかもしれない、などと心の中で何度思ったことか。
それが、一日目踏ん張って受講してみると。。。
あら不思議!
『頭の中が。。。いとをかし~』(*^。^*)
壌先生の解説と、その口からかもし出されてる怪しくも雅なる
日本語にすっかりハマってしまっている私なのであった(笑)
とはいえ、慣れない言葉に口が付いていかず、舌を噛みそうに
なりながら、四苦八苦しながら、口にその動きを覚えてもらうまで
何度も何度も繰り返して、ようやく何となく読めるようになった。
現代の口語文体とまったく違う聞き慣れない言葉のオンパレードで、
先ずは言葉の解釈が絶対不可欠。
意味さえ解ればその意味する言葉を音に乗せて発すればいいのだ。
これって、もしかしたら言葉遊びに似てるかもしれない。
例えば、
(@_@;).。o○(>_<).。o○(;一_一).。o○.(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
解説:
「え~、無理!難しいじゃん、これ。んー、でも頑張らなきゃー!」
みたいな感覚!
これでいけば何とかなるかもと、密かにほくそ笑みながら。
さて、今回のワークショップでは上田秋成の「雨月物語」妖美怪奇な
9つの物語の中から『吉備津の釜』を学ぶ。
《文章で読まず単語単語で読む》
とまた難しいことを言う。
何となく解った気になってさ~っと読んでしまうが、一つ一つの単語
の意味を探るのだという。
同じ作品の中に「そのとき」という言葉が何度となく出てくる。
だが、ひとつとして同じ意味の言葉はない。
その時間や空間など、前後の状況から判断しなければならないはずで、
そう考えればどれもこれも同じ音であるはずがないわけである。
・・・さもあらん。
一つずつ単語を探る必要性は理解できたけど、30分~40分もかかる文章を
一語一語探るなんて、なんと気の遠くなる作業であることか!
と、思っていたがナント、3日間で完結してしまった!
ま、完璧と言うわけではないのだけれど。
ともあれ、これが恐怖の、、、いや。
怒涛の3日間の言われである(@_@;)
壌先生、今回も懇切丁寧なご指導をありがとうございました。
さてさて、明日はいよいよ壌先生の『朗読LIVE2016』の日。
楽しみにしております(*^_^*)