フォンテ・ピット・シニア2013
シニアのための朗読ワークショップ
今日は、前期発表会がありました。
課題の三冊の中から一つを選びそれぞれが発表していく。
7月の課題は、徳富蘆花の「自然と人生」。
この中の「此頃の富士の曙」。
逗子の浜から臨む明け方の富士山の様子を読み解いていった。
8月の課題は、アンデルセンの「絵のない絵本」。
この中の「第一夜」。
月から見たインド娘のお話し。抒情詩的なお話しを読み解いていった。
9月の課題は、川端康成の「掌小説」。
この中から「雨傘」。
この回では、読み手の立ち位置と主人公の男女の立ち位置を理解するために
立って動きながら読んでみた。
それぞれの目線を意識したら読み方が変わってきた。
そして10月。
発表会に向けて、各自自分の読みたい物を一つ決めて読んでみた。
私は徳富蘆花「自然と人生」から「利根の秋暁」を選んだ。
最初は慣れない文語体に口がついていかなかったけれど、何回か読むうちに
頭の中に情景が ふわ~っと浮かんでくるようになった。
澄み切った朝の空気感!
文章のリズムとイメージが す~っと身体に馴染みだしてきてこの文体が嫌いじゃ
なくなる。文章が好きになれたら、何だか読める気がしてきた。
そんなこんなで、今日の発表会。
何より感じたのは、同じ空間の中で、私の感じた本の世界を聴いてくださって
いる方たちと共有できる喜びがあった事だ。
J先生、出逢えたお仲間の方々に感謝です .。o○
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